法人概要

当法人について

法人の沿革

  • 京都労働基準局(現:京都労働局)の認可を得て
    財団法人 京都労働災害被災者援護財団設立
  • 京都府知事の認可を受けて第1種社会福祉事業を開始
  • 附属診療所「京都労災診療所」を開設(五条通り)
  • 京都市伏見区竹田真幡木町に新築移転
  • 胸部X線検診車を購入し健診事業開始
  • 京都保健会上京病院院長三宅成恒を理事長とする新理事体制を発足
  • 京都労災診療所から京都城南診療所へ名称変更
  • 京都民医連に京都城南診療所が加盟 三宅成恒理事長が診療所長に就任
  • 現協会けんぽ「生活習慣病予防健診機関」の指定
  • 施設改修
  • ISO9001認証取得
  • 永田文雄所長着任、財団法人京都府交通・労働等災害救済事業団を吸収合併
  • 京都市の認可を受け第2種社会福祉事業(無料低額診療事業)を開始
  • 一般財団法人に法人格を変更
  • 日本HPHネットワークに加盟
  • 津島久孝所長着任、マンモグラフィ検診施設画像認定証の取得
  • 協会けんぽ「健康事業所宣言」の認証取得
  • 京都府「きょうと健康づくり実践企業」の認証取得
  • 今後5年間の事業計画の確定
  • 京都市伏見区竹田田中宮町に新築移転、電子カルテ及びX線CT装置導入

法人の概要

 当法人は、1973年に発足した財団法人です。
 当時1960年代後半から70年代にかけて公害、労働・交通災害が増加する中で、被害者の生活、事故、医療、職場復帰について、被害者の立場に立って相談できる対策や、各疾病の治療、労災職業病認定等が強く求められていました。こうした中で、現在の定款にも引き継がれている「京都府内の事業場において業務上又は通勤の事由により被災した労働者並びに事業主に対し、相談・治療・援助等の事業を行い、あわせて職業病の予防、健康の保持、労働安全のため、京都府及びその関連事業所の健康診断等を行うとともに、必要な予防・治療の普及啓蒙を行い、もって健康の増進と安全衛生の向上に貢献する」ことを目的に発足しました。
 また、労災保険制度の改悪という外的な問題と、内的な問題として組織運営と資金運営の困難から、組織再建を図るため理事体制を刷新し、京都保健会をはじめとする京都民医連あげての人的、資金的な援助と指導を受け、1996年6月、京都民医連に加盟する中で再建を果たして来たという歴史を持つ法人です。
 もう一つは、2010年4月に、1990年代後半から業務連携を行っていた法人を吸収合併した存続法人でもあります。当法人同様に73年1月に、「交通・労働等による被害者を救済するために各種の事業を行い、被災者の更生・社会復帰を促進し、府民の交通・労働等の安全及び災害の防止に寄与する」ことを目的に発足していた財団法人京都府交通・労働等災害救済事業団(以下「事業団」とする)を吸収合併した法人です。

目的及び事業について

(目的)

 この法人は、京都府内の事業場において業務上又は通勤の事由により被災した労働者並びに事業主に対し、相談・治療・援助等の事業を行い、あわせて職業病の予防、健康の保持、労働安全のため、京都府及びその関連事業所の健康診断等を行うとともに、必要な予防・治療の普及啓蒙を行い、もって健康の増進と安全衛生の向上に貢献することを目的とする。

(事業)

 この法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う

  1. 1.労働災害や職業病の予防並びに事業場の相談・援助等に関する事業
  2. 2.労働災害の動向、労働生活復帰についての調査・研究・広報等に関する事業
  3. 3.健康診断・治療等、保健衛生の事業と附属診療所の設置と運営
  4. 4.労働生活復帰に必要な施設の設置と運営
  5. 5.労働者の健康保持増進に関する事業
  6. 6.社会福祉法に基づく、生活困窮者に対する無料又は低額診療制度に関する事業
  7. 7.その他この法人の目的達成に必要な事業

理念

京都城南診療所の使命は、地域・職域の人々のいのちと健康を守ることです。
利用者の人権を尊重し、安全で信頼される保健・医療活動をめざします。
安心して住み続けられるまちづくりとHPH活動を進めます。
常に学習と改善につとめ、日々成長する組織であり続けます。

基本方針

  • (1)医療の質を高め、満足いただく安全・安心・信頼のサービス提供をめざします。
  • (2)利用者の人権を尊重し、また社会的に弱い立場の人々の医療を受ける権利を守ります。
  • (3)各法令を遵守し、プライバシーの保護、とりわけ健康情報の保護を重視します。
  • (4)地域の医療機関との連携や伏見健康友の会との協力共同で、地域の医療を守り、
    安心して住み続けられるまちづくりを進めます。
  • (5)HPH活動に取り組み、患者、地域、職員の健康づくりを進めます。
  • (6)いのちと健康を守るため、社会保障の充実を求める運動や反核平和の運動に取り組みます。
  • (7)活動をすすめる推進力である職員の研修を重視します。

2016年1月1日
京都城南診療所 所長

※理念に掲げているHPH(健康増進活動拠点病院)とは、全ての人が健康に働き、暮らすことができるように 支援することを使命とする病院・医療機関のことです。

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